「過去帳について」
寺には亡くなった方の戒名が書かれた過去帳がありますが、檀家さんの家の仏壇にも過去帳があるという方もいます(その檀家さんの先祖の戒名が書かれています)。
亡くなった方がおられた場合には、故人を供養する為の位牌を用意して頂く様に話していますが、中には「過去帳があるから、位牌は作りません」という方がいます。
しかし、故人の供養は位牌に対して行うものであり、「過去帳は単なるノートでしかない」ので、位牌と過去帳は全く別のものであります。
位牌は御経を唱えて、魂を入れる(開眼又は入魂と言います)という事をしますが、過去帳の場合は、記入するだけのものです。