「檀家・信者と寺との接点」
檀家や信者の方が住職と話をする機会は、「葬儀・法要」が一番多く、「お墓参り」、「お盆」、「お彼岸」と続きますが、「住職と会話をする機会がない」というのが「葬儀・法要」の次に多いというデータがあります。
葬儀・法要の際には何かしらの話をするので、割合が高いのは当然の事だと思いますが、「住職と会話をする機会がない」という割合が多いのも納得できる事だと思いました。
お盆に関しては、年々伺う檀家さんの数は減っています。
要因としては、お盆に対する意識の低下や、普段は仕事で家にいない等があります。
また、法事をされない方も一定数いるので、どうしてもその様な方に対しては話をする機会がないという事もあります。
釣月寺の樹木葬を利用されている方の中には、火葬だけした後に戒名を付け法事をされる方もいますが、その様な方の中には1周忌はするがそれ以降の法事はしないという方もおり、どうしてもこちらとの関係が薄くなってしまいます。
しかし、法事の場での話が仏事に関心を持ってもらう機会でもあると私は思っているので、法事をしない事によりその様な機会を自ら失っているのはとても残念な事です。