「僧侶の失礼な態度、遺族に寄り添いがない」という結果

 葬儀に関わる僧侶の実態調査① 

全日本葬祭業協同組合連合会に所属する、葬儀社からのアンケート結果です。

令和3年9月~10月に調査が行われました。

このアンケート結果を4回に分けて紹介します。

今回は、「僧侶の失礼な態度、遺族に寄り添いがない」という事について取り挙げます。

調査に協力した葬儀社の半数が、「僧侶が失礼な態度である」「遺族に寄り添いがないと感じた経験がある」という事です。

具体的には、「遺族に対し横柄な態度・言葉遣い」「御布施でもめる」「日程を強引に決める」「家族の考えや意向に耳を傾けない」「型通りの法話や会話」「一方的な説法」「こちら側がわからない事があると、小馬鹿にしたような物言い」があるそうです。

残念ながら私が知る限り、市内の寺院にも「遺族に対して横柄な態度」や、「葬儀社に対して横柄な態度や言葉遣い」をする住職がいるのが現実で、その様な住職に対しては良くない評判を聞く事もあります。

最近、住職講座という講座をズームで受けましたが、「古文書や経典にはこう書かれている云々」という話ばかりでした。

私としては期待ハズレで、話し手の考えや思いを聞きたかったのだが、正に「型通りの法話」でした。

僧侶本位な葬儀の執り行いに関しては、「式で流すBGMを指定する」「式場が寺でないと機嫌が悪くなり、法話で葬儀社批判をする」「花を使った祭壇や、棺に花を入れる事は葬儀社が金儲けの為にしている習慣だと言う」「お別れの時も大声で指示を出す」という事があるそうです。

住職の人間性や考え方はそれぞれ違いますが、この様なアンケート結果は有り得る事だと思っていましたが、一部にこの様な住職がいる事がとても残念な事です。