一日葬はありですか?

そもそも一日葬というのは、「通夜をしないで葬儀だけをする」という事ですが、通夜を行わないというのは有り得ないです。

通夜は、亡くなった方に対して受戒(仏教徒としての戒律を守りますという誓いをする儀式。仏弟子、仏様の弟子になるという考えで)をし、戒名(戒名は亡くなった後の名前)を授ける儀式で、翌日に葬儀・告別式が行われます

「葬儀が一日で済む」という様なキャッチフレーズは、葬儀屋の宣伝でしか無く、寺側としては困ったものです。

※実際にあった事例

身内から、「〇〇〇お葬式で、一日葬で葬儀を行いたい」という電話がありました。

その方は、金銭的理由(一日葬=会館を一日しか使わないので、費用が抑えられる。一般的な通夜と葬儀・告別式では、会館を二日間利用する事になる)から、一日葬にしたいという意向でした。

この時は、通夜の意味を御説明し、納得された上で通夜と葬儀・告別式を二日間で執り行いました。

また別の事例として、諸事情から夜に家を空けられないという方がおりました。

この時は、葬儀・告別式当日に通夜の儀と葬儀・告別式を行いました。

メディアの影響で、間違った情報を「それが一般的である」と勘違いされるのは致し方ない事ですが、「それは違いますよ」「本来はこうですよ」という話は寺側しか出来ないのです。しかし、「一日葬でお願いします」と言われ「そうですか。分かりました」と言ってしまう寺があるのも事実で、困ったものです。

仮にその様な状況であっても、寺側はキチンと通夜の意義を説明しなくてはならないと思うのです。