「ダライ・ラマ14世 転生継続を明言」
ダライ・ラマ14世は、自身の転生について「自らの死後に後継者が選ばれる」と発表しました。
現在のダライ・ラマ14世は1940年(自身が5歳の時)から在位、4歳の時にダライ・ラマ14世として認定されました。
歴代のダライ・ラマの生没年を見てみると、先代が死去してから次のダライ・ラマが在位するまでには空白期間があります。
その空白期間に次のダライ・ラマを探すという事です。
存命中に自身の後継者について語る背景には、中国政府の介入を阻止する意図がある様です。
以下、ウィキペディアからの引用です。
「ダライ・ラマが没すると、その遺言や遺体の状況、神降ろしによる託宣、ラサから約145キロの地点のチョコル・ギャルにあり、ダライ・ラマの護法尊パルデン・ハモ(吉祥天母)の魂が宿るとされる聖なる湖であるラモイ・ラツォ湖の観察、夢占い、何らかの奇跡などを元に僧たちによって次のダライ・ラマが生まれる地方やいくつかの特徴が予言される。その場所に行って子どもを探し、誕生時の特徴や幼少時の癖などを元にして、その予言に合致する子どもを候補者に選ぶ。その上でその候補者が本当の化身かどうかを前世の記憶を試して調査する。例えば、先代ゆかりの品物とそうでない品物を同時に見せて、ダライ・ラマの持ち物に愛着を示した時、あるいはその持ち物で先代が行っていたことと同様の癖を行ったりした場合に、その子どもがダライ・ラマの生まれ変わりと認定される。」
仏教やヒンズー教においては、生命の死後再び新たな存在として生まれ変わる輪廻転生の考えがあり、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマにおいても、転生(生まれ変わる)するという考えです。
私は2014年4月に京都でのダライ・ラマ14世の講演会に行ったことがありますが、もの凄いオーラを感じました。
チベット仏教のダライ・ラマ14世、ローマカトリック教会のレオ14世といった、カリスマ性のある指導者(既に亡くなっている教祖などではなく、存命している指導者)は必要であると思います。
しかし、同じキリスト教でもプロテスタントは、宗教改革をしたルターの「キリスト教の信仰者はひとしく神の前で祭司である」という「万人司祭」という考えから、カトリックのローマ教皇のような最高権威的存在はありません。