「本堂での通夜・葬儀のメリット」
ある住職の言葉です。
「葬儀社のホールでは、葬儀社のスタッフが関われば関わる程、葬儀が形式化し、よく分からないままに終わってしまうが、本堂での葬儀では僧侶が関われば関わる程、ちゃんと弔った、ちゃんと見送りをしたという実感に繋がる」
この言葉に納得しました。
御本尊が祀られている、ご先祖様が祀られている所で通夜・葬儀を行うという事は、葬儀社のホールでは真似できない最大のメリットです。
お寺での葬儀の件数は、全国の葬儀の総数の1割だそうです。
釣月寺においても、本堂での通夜・葬儀は全体の1割あるかないかです。
住職コラム2020年1月15日「寺で通夜・葬儀はできますか?」にも書いていますが、多くの方は葬儀社のホールでの通夜・葬儀を考えていると思います。
本堂での通夜・葬儀が増えている寺院もありますが、釣月寺においては残念な事に増える事はないです。
檀家・信者の方の中には、本堂での通夜・葬儀に関して予め相談をする方もおりますが、ここで最も重要な事をお伝えします。
それは、「自分の葬儀について考えるのは勿論ですが、次の世代の人にもその事をきちんと伝える」という事です。
自分の葬儀について自分の頭で考えていても、本人は亡くなっているので次の世代の人(つまり葬儀費用を負担する人)にも伝えおかないと、本堂での葬儀は手間だからホールで行うという事になりかねません。
予めの相談では、本堂で通夜・葬儀を行うという話になっていたのに、いざ葬儀となるとホールで行うというのを私は何度も経験しています。
住職コラム2023年2月1日「自分の葬儀はどうしてもらいたいですか?」にも書いている様に、自分で考えているだけではなく、後の人にも伝える事はとても重要な事です。
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