「僧侶からの理不尽な要求をされた事」

葬儀に関わる僧侶の実態調査②

全日本葬祭業協同組合連合会に所属する、葬儀社からのアンケート結果です。

このアンケート結果を4回に分けて紹介します。

今回は、「僧侶からの理不尽な要求をされた事」について取り挙げます。

僧侶側の事情ありきの要求として、「僧侶を敬え」や「僧侶の言う通りにしろと言う」「檀信徒に僧侶と関係がある葬儀社へ依頼するように強要する」「遺族の前では一日葬を承諾するが、葬儀社に対しては一日葬になった経緯、誰から言い出したか等を確認し、通夜を行うよう葬儀社に求める」「遺族の意向は聞かず、火葬式や一日葬を認めない」「このやり方しか認めないと、遺族の意向とは違う事を要求された」といった事が挙げられています。

このやり方しか認めないというのは一方的すぎると思いますが、葬儀は寺が主体で行うものなので、遺族の意向通りに葬儀をしていたら何でもありになってしまう事にもなりかねない為、説明をきちんとした上でというのが必要だと思います。

僧侶からの過剰な要求や要望については、「遺族からの御布施の金額が少ない為、葬儀社でその分を負担しろと言う」「御布施は値引きできないので、葬儀社に葬儀代を値引きする様に僧侶に言われたと遺族に言われた」「10時から11時の葬儀で食事代を要求された」「御布施は中身が重要なので、封は簡単に開けられるものにするように言われた」等、こんな事あるのか???と呆れる事ばかりです。

私が聞いた事があるのは、「通夜振る舞いの寿司を自分用に詰めろ」と言い、更に「友達の分と2人分用意しろ」という僧侶がいたそうです。

このアンケート結果は葬儀社の立場からのものですが、僧侶という立場でありながら、理不尽極まりない人が多い事を本当に申し訳なく思います。