「 檀家数・年忌法要の減少 」

寺院向けの新聞「中外日報」に、他の宗派の事ですが「檀家数・年忌法要は減少傾向」という記事がありました。

①「全体的に檀家数はやや減少し、半数以上の寺院は新しい檀家が増えていない」

②「護持運営が可能な寺院の檀家数・寺院収入の実態」

③「年忌法要の継続が困難になっている」

について書かれていました。

①人口の減少が檀家数の減少に直結していない面がある為、大都市においても厳しい状況にあり、過疎化が深刻な地域は下げ止まりである。

檀家と寺との関係は、都市部においては地方よりも希薄になってきていて、葬儀や法事に関しては「お経だけ読んで欲しい」(お経だけというのがミソです)という様に、誰でもいいから(面識のない人であっても、その人が本当に宗教者なのか?という確信がなくてもです)という人も増えている事等、人口が多いから寺は安泰という事ではないです。

②寺院の護持運営と檀家数の関係性については、200件を下回ると急激に護持運営が厳しくなり、50件未満では半数以上が護持運営が困難であるが、300件以上になると安定的な護持運営が可能である。

寺院収入については、200万円未満で護持運営が厳しく、200万円~600万円未満でやや厳しい、600万円~1,000万円未満でやや安定し、1,000万円以上で安定の傾向がある。

檀家の数に関しては、300件あれば・・・という考えは私達の中でもあります。

③年忌法要の年間平均回数は若干の減少傾向で、50回忌まで行うという寺院は30年前と比べて約31ポイント減少。

葬祭関連業者の依頼による葬儀割合が高い寺院は、年忌法要の継続が難しいという傾向が見られた。

年忌法要は、50回忌迄行っている寺もあれば、33回忌迄という寺もあります。

釣月寺に関しては、50回忌迄行う檀家さんは3割~4割、33回忌は5割強です。

葬祭関連業者の依頼による葬儀を受けている寺院に関しては、①にも書いている様に「お経だけ読んで欲しい」(その時限り)という人が殆どであることから、葬儀のみでその後の年忌法要はしないという事が多いです。

つい最近、火葬場で同じ時間になった方(他の宗派の坊さん)は、戒名が無く俗名(俗名という事で、葬儀社からの紹介という事は確実)でしたが、お経の声が小さく自信なさげでした。

葬儀社からの紹介だとまあそうなるわなと思いました。

戒名がない事を指摘されたら返す言葉もないので、ドキドキだと思います。

以前、ある方が葬儀社から紹介された寺の葬儀の際、戒名がない事を指摘したら逆ギレされたと言っていました。

このコラムでも何度も書いていますが、いざという時に葬儀社の言いなりにならない為にも、予めの相談をこちらにしていただく事はとても大切な事です。