「お寺ってどこも同じではないですか?」

結論からいいますと、寺はどこも同じではないです。

寺によって全然違います。

昭和の時代迄はどの寺も右へ倣えで、そう違いはなかったと思います。

広い意味で捉えると、寺は宗派によって分類されますが、宗派の違いについては多くの人にとって良く分からない事です。

勿論、実家の宗派と同じ宗派をという方や、うちの寺の宗派は・・・という方もいますが、「お寺ってどこも同じでしょ」という方は多いと思います。

では何が違うのか?というと、住職の考え方が寺によって異なり(住職も人間なので考え方はそれぞれです)、それが一番重要な事だと私は思うのです。

住職コラム2021年10月15日号「これからの寺は、選ばれる時代です」にも書きましたが、時代は変化し、物事に対する考え方も変化していく為、その変化に柔軟に対応できる考え方ができないとダメで、住職それぞれが個性を出して差別化を図っていく事が必要であると考えています。

次の記事

「寺院消滅の危機」