「葬儀料金トラブル 相談件数が最多」

国民生活センターによると、葬儀サービスに関する相談件数は2024年度に978件あり、統計が残る2010年度以降最多を更新しました。

大半を占めるのが、「ネットで見た金額よりはるかに高額な請求をされた」「必要のないオプションを付けられた」など料金に関する相談だそうです。

実例としては、「家族葬〇〇万円~と広告表示されていたが、この料金で提供されるのは通夜、葬儀・告別式を伴う一般的な家族葬ではなく、火葬のみの直葬だった」、「表示されている金額は基本料金でありこの金額では何もできないと言われた」、「広告上は追加料金不要としながら、実際には追加料金が発生していた」「始めに最低限の基本料金のみを見せられたが、あれもこれもオプション料金で高額な請求をされた」などがありました。

また、「枕経時の日程の打ち合わせの担当」、「通夜、葬儀・告別式の担当」、「集金の担当」がそれぞれ分業制になっている葬儀社もあり、誰に相談したらいいのか?と疑問に思う事もあるそうです。

私の経験上では、日程の打ち合わせ時から最後まで同じ担当がつく葬儀社の方が多いです。

「お葬式に関する全国調査」(鎌倉新書2024年)によると、通夜、葬儀・告別式を行う一般葬では平均1,613,000円に対し、通夜のない一日葬では875,000円、火葬のみの直葬では428,000円という統計があります。(金額は飲食と返礼品を含んだ総額)

葬儀は簡素化が進んでいますが、だからと言って葬儀に関する費用が安くなるという事は決してないのが現状です。

葬儀を何回も経験している人はまずいなく、分からないから葬儀社に全てお任せするという人が殆どですが、互助会に入っているからという理由だけで何の疑問も疑いも持たずにその葬儀社で葬儀を行うのは考え直した方がいいです。

釣月寺では、葬儀に関する相談、お墓に関する相談、供養に関する相談を承っております。

檀家の方に限らず、今まで釣月寺と御縁のない方でも、先ずはメール、ライン、電話で御連絡下さい。