「宗派って意識しますか?」
まず始めに、日本人は無宗教ではなく、無信仰であるという事を前提に今回は書いてみます。
仏教の宗派にはそれぞれに宗旨(主な教義)があり、その宗旨を理解した上で、自分は〇〇宗を信仰するというのが本来ですが、実家の宗派は何だったか?菩提寺は何宗だったか?と身内が亡くなった時に意識する人が多いと思いますが、自分の家が何宗なのか?というのは、「家がたまたま代々その宗派だった」という事だけでしかありません。
釣月寺では新たな御縁の方も増えておりますが、新たな御縁の方に「釣月寺は何宗ですか?」と聞かれた事はほぼ無いです。
考え方を変えてみると、今まで特定の寺院との関係が無い人にとって寺院を選ぶ基準は宗派ではなく、住職の人柄であったり、考え方であったりという事が要因である事が分かります。
年配の住職には怒られるかも知しれませんが、多くの人(檀家も含む)にとって宗派は全くと言っていい程問題ではないのが現状である事から、私も宗派はあまり意識しなくてもいいと思います。
葬儀や法事の依頼の多い寺院の傾向として、「どれだけコミュニケーションを取っているか?」「その寺にどれだけ親しみを感じているか?」という事があるそうです。
2021年月15日号 第48回住職コラム「これからの寺は選ばれる時代です」にも書きましたが、宗派云々よりも住職の人柄の方が重要です。