「葬儀費について」

(一財)日本消費者協会「第12回葬儀についてのアンケート調査報告書」

(2022年3月)の調査結果を、5回に分けて取り上げてみます。

第1回目は、「葬儀費用について」です。

葬儀費用の内訳は、

〇「遺体の搬送費」(基本は病院・施設から葬儀社の霊安室・自宅・本堂までの搬送ですが、一旦自宅に搬送の後、葬儀会館・本堂に搬送の場合は別途加算される事があります)

〇「葬儀会場から火葬場迄の遺体の搬送費」

〇「葬儀施行費」

〇「通夜・火葬場などでの飲食費」

〇「香典返しの費用」

〇「寺院への御布施」

以上となります。

葬儀費用の変遷として、1987年~1991年、2020年~を以下の項目で比較してみます。

①葬儀一式(遺体の搬送費を含む)

②飲食費

③寺院への御布施

1987年~1991年は、①112万円、②43万円、③51万円、総額206万円。

2020年~は、①111万9千円、②12万2千円、③42万5千円、総額161万6千円という調査結果となりました。

①は2001年~2003年に150万4千円となりましたが、その後は減少していき、コロナ禍では1987年~1991年の水準(112万円)まで減少しました。

②は2008年~2010年に45万5千円となりましたが、同じくコロナ禍により減少の一途です。

③は2005年~2007年に54万9千円となりましたが、コロナ禍以降の葬儀の規模の縮小化により、減少の一途です。

飲食費に関しては、弔問者の数が読めない等で多めに用意する等意外とかかっていましたが、所謂家族葬の増加により減少し、総額費用も2001年~2003年には236万6千円となりましたが、その後は減少の一途で2020年~は、161万6千円となりました。

「食べ物の恨みは恐ろしい」といいますが、ある動画に「葬儀の飲食費だけはケチるな」という内容がありました。

近所の人や、遠い親戚の参列がないというコロナ禍以降の葬儀の縮小化は今後も続き、以前の水準に戻る事はないと思いますが、葬儀費用の傾向というのも把握しておく事は必要だと思います。

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