「宗教は人生において重要か?」
再び、アメリカの世論調査研究所「ピュー・リサーチセンター」の情報です。
「宗教が人生において非常に重要である」と答えた成人の比率は、調査対象102ヶ国中、日本は最低の6%でした。
最も宗教的な国はインドネシアで、成人のほぼ全てが「宗教が人生において非常に重要である」と回答しました。
インドネシア人が他の国よりも宗教を重要視している理由としては、国民の約85%がイスラム教徒であり、宗教の自由が保証されているが、無宗教は基本的に認められておらず、婚姻制度においても異なる宗教間の結婚は認められず、改宗が必要であるという事が挙げられます。
また、「人生における宗教の重要性」「日常で祈りを捧げる頻度」を基準として判断すると、最も宗教的な地域は、サハラ以南のアフリカ、ラテンアメリカ・中東・北アフリカの順で、最も宗教的でないのはヨーロッパと東アジアという結果になりました。
日本国内のキリスト教を信仰する人の割合が戦後からほぼ変わっていないのは、日本人は「多神教である」という事も背景にある様です。
日本には古来の八百万の神という風習がありますが、お宮参りをする、結婚式をなんちゃって教会で挙げる、葬儀は仏教という日本人の特性は、宗教に寛容であるという考えもできますが、実際は寛容ではなく、無関心であるというのが本質であるかもしれません。