「最近新しく御縁ができた方の傾向」
釣月寺では新しい御縁の方が増えていますが、「火葬だけした方」、「他の場所に墓地があり遺骨を移す(改葬)方」、「遺骨を手元に数年間置いている方」など、様々な事情の方がいます。
最近新しく御縁の方で、その様な事もあるよねと思った事がありました。
本家の菩提寺と違う寺(釣月寺の事です)を選ぶ理由として、「本家の寺の評判が良くない」「寺のやり方(方針)に賛同できない」「寺が住んでいる場所から遠い」という事があげられます。
「本家の寺では葬儀をしたくないから、火葬だけした」という方もいました。
また、「身内が寺から何かにつけて金銭を要求された」という事から、永代供養・樹木葬・家族墓を見に来る方の中には、半信半疑で来る方もいます。
「寺との関係はお金がかかる」という事を多くの方が思っているのは事実で、この事に関しては、お詫びしかなく、寺の住職として申し訳ないです。
私が話をさせて頂く際には、「自分が納得できない事は話さない」「逆の立場になった時に、疑問がある事は話さない」という事を常に意識しています。
その為か、半信半疑で来た方も納得して帰られる方が殆どです。
今後の寺院のあり方については、第48回住職コラム(2021年10月15日号)「これからの寺は、選ばれる時代です」にも書きましたが、日々の行いが大事であると改めて思いました。