「法事の前倒し」
法事は、原則命日を過ぎない様に行います。
また、法事は基本的に〇回忌といったあたりの年に行いますが、複数の方の法事を行う場合は、命日が早い人に合わせます。
しかし複数の方の法事を行う場合、命日を早い人に合わせるが為に、あたりの年よりも前倒しで法事を行う方もおります。
例えとしては、今年25回忌にあたる方の法事をしたいが、2年後に17回忌にあたる方がいて一緒に法事を行う場合、17回忌の方は2年早く法事をする事になります。
この様に、他の人と合わせての前倒しの法事は釣月寺として受ける事もありますが、前倒しするとしても3年という事にしております。
しかし、亡くなってまだ年数が経っていない方(1周忌、3回忌、7回忌)の法事に関しては、前倒しで行う事は受けておりません。
今までにあった事例としては、
「後の人(息子或いは娘)に負担をかけさせたくない」、「後の人が法事をやってくれるか分からない」等といった理由で法事を前倒しで行う方や、命日の早い人に合わせるが為に1周忌を亡くなって半年後に行った方もいました。
(半年後に1周忌を行った方の法事の時、私は副住職でしたので、ここに書いている私の考えは受け入れられませんでした)