「ネットや葬儀屋による、お坊さんの手配について」

ネットで坊さんを手配する、葬儀屋が坊さんを紹介するというビジネスがありますが、これも時代の流れですね。

普段からの寺との付き合いが無いという方の利用が殆どであり、手配する側は「お経だけ読んで貰いたい」「葬儀だけは行いたい」という思い、手配される側(寺側)は、「檀家が少ない等で仲介業者に頼らざるを得ない」という思いがお互いにマッチングした結果だと思われます。

ネットを介した坊さんの手配と、葬儀屋が坊さんを紹介する図式は全く同じです。

この場合、当たり前の事ですが、施主と坊さんに面識は一切無いです。

ネットの会社と葬儀屋は、予め提携寺院を決めており、要望があると寺に連絡が行きます。

檀家が少ない等で、葬儀屋や仲介業者に頼らざるを得ない寺もあるのは事実であり、紹介を受けている事に関して否定はしませんが、残念ながら「葬儀だけ行って終わり」という寺が多いのは事実です。

中には、後の法事に繋げている寺もあるとは思いますが、「葬儀だけ行って終わり」というのは、寺としてあまりにも無責任極まりない行為です。

寺と檀家さん、信者さんの付き合いの根底には人間関係で成り立っているので、葬儀の依頼を受ける以上は、どの様な状況であっても寺はその後のフォローもするべきであり、そうでない寺は信頼が置けないと考えます。

この様な寺が少なからずある事が、非常に残念でなりません。