初七日忌は葬儀の式中に行うものですか?

初七日忌は、本来は亡くなって七日目(月曜日に亡くなったとすると、次の日曜日)に行うものですが、現在において多くの場合、葬儀の式中(火葬の前)に行われています。

火葬の後に葬儀の場合は式中に初七日忌は有りですが、葬儀の後に火葬の場合の式中での初七日忌は有り得ないのです。

仏事に関しては、それぞれの寺の住職のやり方、考え方というのが重視されるので、他の寺のやり方に私達は異論を唱えませんが、多くの寺が葬儀に引き続き、火葬の前に初七日忌を行っているのが現状です。

重要なのは、初七日忌を「火葬の前に行うか?」「火葬の後に行うか?」です。

仏教では、亡くなって七日目に、故人が三途の川を渡ると言われており、その事から初七日忌は火葬後に行うものなのです。

釣月寺では、枕経の際に初七日忌とは何なのか?を必ず御説明しておりますが、話をしますと皆さん納得されます。中には「やっぱり葬儀の後、火葬の前に初七日忌を行うのはおかしいですよね?」と言われる方もおります。

繰り返しになりますが、火葬の後の葬儀であれば、引き続きの初七日忌はありです。

時代の流れで簡略化というのもある意味致し方ない事かも知れませんが、外してはいけない事、筋を通さなくてはいけない事は寺側がキチンと示すべきです。

※実際にあった事例

枕経に伺った際に、通夜・葬儀の打ち合わせをし、初七日忌の話になりました。

その際身内から、「他の寺では葬儀に引き続き初七日忌(火葬の前の初七日忌)をやっているのに、釣月寺ではなぜやってくれないんだ。やって下さい。」と言われました。

恐らく身内としては、葬儀に引き続きで火葬の前に初七日忌を行えば、皆さんがその場にいるので、都合がいいと思われたのだと思いますが、「他の寺のやり方は他の寺のやり方であって、釣月寺としては葬儀に引き続きの火葬の前の初七日忌は行いません」とお答えして、火葬後に本堂で初七日忌を行いました。