「最近の葬儀について思う事」

葬儀の流れとしては、通夜を行い、翌日に葬儀・告別式の後火葬が一般的ですが、地域によっては火葬の後葬儀・告別式という所もあります。

今年になり、諸事情から先に火葬を行った後、釣月寺本堂において通夜で行う授戒(個人に戒名を授け、仏様の弟子になる誓いをする)をし、引き続き葬儀・告別式を行った例が既に2件ありました。

葬儀・告別式の後の火葬だと、限られた時間の中で多くの事を決めなくてはならなく、時間的制約を受け、葬儀社の言いなりになってしまう事がありますが(何でも葬儀社に任せるというのはよろしくないです)、火葬を先に済ませてしまえば、その様な事はありません。

また遠方に住んでいる方の場合、こちらが伺って通夜、葬儀・告別式の後火葬を行う事もありますが、住んでいる地域で火葬を済ませてから、四十九日忌の時に合わせて釣月寺において通夜(授戒)、葬儀・告別式、四十九日忌を行った例もあります。

釣月寺としては、「寺院葬のすゝめ」にも書いておりますが、本堂での通夜、葬儀・告別式(その後火葬)を勧めております。

しかし、それぞれの方の事情を考慮すると杓子定規な考え方はできないので、その時にどの様に故人を送り出すのが一番か?という事も提案させて頂いております。

また、葬儀、墓地、供養に関する事前の相談(檀家でない方でも勿論、可能です)も承っております。