「家族葬の割合は50%、一般葬の割合は30%」
鎌倉新書による「お葬式に関する全国調査」の結果です。
コロナ前の2015年は家族葬31%、一般葬59%という割合でしたが、コロナ禍の2022年は、家族葬56%、一般葬26%という割合になり、コロナを機に葬儀の簡素化や、家族葬が増化しました。
2024年は家族葬50%、一般葬30%という割合になりましたが、行動規制の緩和により家族葬は減少し、一般葬は若干の増加、1日葬は10%、直葬(葬儀をせずに火葬のみ)は10%でした。
また、家族葬、1日葬、直葬をした方で、「後悔している事はない」という割合は、家族葬58%、1日葬51%、直葬39%でした。
直葬は火葬して終わりなので、その後の法事もありませんが、それでも後悔していないという割合が39%もあるのは意外に多いと思いました。
今後一般葬は減少し、家族葬、1日葬、直葬が増加する傾向にありますが、直葬はかなりの割合で増えると思います。
第7回住職コラム2020年2月1日号「家族葬とは何ですか?」にも書きましたが、家族葬という言葉は、「家族葬だから近所に知らせない」「家族葬だから会葬者は家族だけ」等という施主が納得する為の言い訳でしかないと思います。
考え方、思いは人それぞれですが、葬儀社の互助会に入って安心しているだけではなく、後悔する事がない見送りをするにはどうしたらいいか?という事は予め考えておく必要があります。