「年忌(法事)の案内について」
釣月寺では、年忌のある檀家の方には案内文を送っていますが、寺によっては「年忌がいつなのか?」は覚えておくべきという考えから、案内を出していない寺もあります。
法事は強制ではありませんので、行うか?行わないか?はそれぞれの方の考えに依るところが大きいのですが、せめて案内は寺として送るべきだと思います。
また、今までは年忌にあたる方のお名前を本堂に貼り出しもしておりましたが、諸事情から張り出しはやめました。(個別の案内は送っています)
するとある檀家さんから、「何で張り出しをしていないのか?」と聞かれたので、今回はその事についての話です。
まず、個人情報は生存する個人の情報なので、亡くなった方の名前は個人情報保護の対象ではありません。
年忌にあたる方の張り出しは、親戚にあたる方や知り合いの方に対しても法事がある事を知らせるという意味合いがありましたが、コロナの影響で親戚同士の付き合いが希薄になってきた事(法事に来る方も主な人のみというのが多くなりました)や、亡くなった事を他に知らせたくないという方も少なからずおられる事から、張り出しはしない事にしました。
法事や先祖供養に関して、寺側から何も発信をしなければ、よく分からないで終わらせてしまう方も増えてくるのは確実なので、法事の時の話や、ホームページを通して伝えていくべき事は伝えていかなくてはならないと思うのです。